めぐる早わかりガイド

めぐる早わかりガイド

このページでは、「めぐる」と初めて出会っていただいた皆さまへ向けて、導入としての解説をしております。多岐に渡る「めぐる」の世界の全体像を掴んでいただき、私たちが目指すものをご理解いただくために、最初にお読みいただけましたら幸いです。

「めぐる」の器のお迎えについて

●「めぐる」のご購入方法について

めぐるの器のご注文は、基本的に「めぐる公式オンラインストア」で承っております。また、冬期間を中心に、全国で受注会の開催や展示会への出展もしておりますので、最新情報をチェックいただければ幸いです。


●「めぐる」の器の種類とお届け期間について

めぐるの器は、大きく下記の3つに分かれております。

三つ組椀<水平><日月>は、年に一度の予約生産です。
 毎年“とつきとおか”をかけて11月末にお届けします。

<めぐるの匙>は、現在、初回生産分のお申し込み受付中です。
 2023年夏にお届けします。

<その他の器>は、オンラインストアで在庫販売中です。


“触覚のプロフェッショナル”の感性と共に

「めぐる」は、暗闇のソーシャル・エンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」と日本有数の漆器産地、会津の職人たちが手を繋ぎ誕生した漆器です。

ダイアログ・イン・ザ・ダークで「アテンド」として活躍する方々は、“触覚とコミュニケーションのプロフェッショナル”です。視覚に頼らずに生きているが故に、ものの形や触覚を感じ取る優れた感性を持っており、さらに暗闇の案内人として日々専門的なトレーニングを積んでいるために、“目には見えない感覚”や“数値や図面には表せない情報”をもキャッチして伝えることが得意です。

一方、古来からの伝統の技と心を受け継いだ漆器づくりを行う職人たちは、樹木の恵みを大切に扱いながら、仕上がったら隠れてしまう「見えない部分の仕事」を丁寧に、使う人のことを思って仕事を続けています。その営みもまた、素材の声なき声を聞きながら、天候や気候に合わせ、視覚だけでなく音や手触りなど“目には見えない感覚”をとても大切にしています。

その両者が丁寧に、“感性の対話”を重ねて生み出されたのが、「めぐる」の漆器です。

ご興味がございましたら、こちらの映像もご覧ください。(字幕ボタンをオンにしてご覧ください。)


「めぐる」の生まれる場所、会津

福島県会津地方は、雪がもたらす水と土壌に恵まれ、はるか昔から人々が暮らしてきた場所です。漆器の産地としても長い歴史を持ち、縄文時代の遺跡からも漆製品が出土してきます。会津で漆器の生産が大きく花開いたのは安土桃山時代。千利休の弟子であった蒲生氏郷という武将が近江の国から職人を連れて会津入りし、産地の基礎を作りました。それ以来、会津は全国有数の漆器産地として日本の文化を守り続けています。

こちらの映像は、アメリカ・シアトルの映画監督と共に製作したショートムービーです。会津の木地師・塗師・蒔絵師、3人の作り手が出演し、「木と漆の魅力」そして「職人の心」を語ります。


私たちが「めぐる」に込めたもの

はじめまして。漆器「めぐる」を運営しております、漆とロック株式会社・代表の貝沼航と申します。これから皆さまと一番やり取りさせていただく立場におりますので、改めてご挨拶を兼ねて、私たちの思いをお伝えさせていただければ幸いです。

私は、職人さんたちと一緒に漆器を企画して販売するということを仕事にしていますが、この10年ほどでしょうか、「これからの時代にものを作り続けていくことに意味はあるか?」ということを常に考えるようになりました。

もちろん、ものを作る・ものを使う、ということは人間が人間らしく生きる上での原点ですが、この百年ほど続いた大量生産・大量廃棄型のものづくりは自然の摂理を超えており、無尽蔵にものを作り増やし続けることは限界に来ています。

ものが足りない時代を過ぎて、ものが余っていく時代の中で、どんなものづくりを目指していくのか。私たちは、もう一度整え直していくべきではないかと思います。

伝統工芸品と言われる漆器産業であっても昭和以降、大量消費社会の波に飲み込まれてきた側面があり、プラスチックに化学塗装を施した「漆器風のうつわ」が氾濫してます。
しかし、むしろ日本の中で古来から続きてきたものづくりこそ、自然と共生する循環型のものづくりを取り戻していかなければいけないのではないかと考えています。
本来、漆はその力を持っているわけですから。

そこで私たちの「めぐる」は、自然の摂理に叶った“適量・適速生産”を掲げ、ものづくりを行っています。

めぐるのスタンダードである<水平><日月>という三つ組の器は、年間1,000椀・年1回だけの共同予約生産というかたちを取っています。

毎年、冬の3ヶ月間だけ受注期間を設け、ご予約いただいた皆さまの器をまとめて春から秋まで作っていきます。多すぎず少なすぎず、まとまった数を適切な時間をかけて最適な気候に応じて作ることで、国産の素材を有効に保護・活用でき、職人さんたちも安心してしっかりした制作ができ、確かな品質の漆器に仕上げることができます。

同時に「めぐる」では、お客さまにお待ちいただいている期間のことを“とつきとおか”と呼び、季節のお便りや動画で製作過程をお伝えしています。ご自身の器が育っていく時間に寄り添っていただき、漆器のマタニティタイムをお楽しみいただければ幸いです。

そうしてお迎えいただいた器は、塗り直しや補修など、お直しの仕事を産地の若手の職人たちが担当し、世代を超えて長く使っていただけるものになります。さらに、器の売上の一部は、ダイアログ・イン・ザ・ダークの活動に充てられたり、会津での漆の木の植栽活動に寄付されます。


「めぐる」の器の素地になるトチノキや上塗りで使う漆の液は、東北の木こりさんや漆掻き職人さんから素性の分かるものを数年先の制作を見越しながら直接仕入れています。

それを無駄なくより有効に活かしたかたちで、お皿やお猪口、カップなど三つ組椀以外の様々な器もお作りしています。

「めぐる」という名前の通り、素材も作り手も使い手も、世代を超えて良い循環の中で育まれていくことを願った器です。

うるし、その語源は、うるわしやうるおしと言われています。薄く霧のかかった静かな湖面のように、しっとりと美しい漆の肌に是非触れてみてください。

人は一生のうちで8万回も食事をするそうです。これからどんな器と一緒に生きていきますか?


新たなスタンダードの誕生<めぐるの匙>

2022年12月、長年の夢が叶い「めぐるの匙(さじ)」が誕生しました。
沢山のこだわりの詰まった、私たちにとって第二子とも言える存在です。
匙は、漆器の持つ木のぬくもりや軽さ、そして漆の滑らかな肌触りが最も発揮される道具です。そのため、口に入れた時の最高の口当たり、そして持ちやすさや全体のバランスを、ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドの皆さんの力もお借りしながら、妥協なく追求しました。
どんなお料理にも対応できる万能の使いやすさと、お料理やその素材が本来持っている美味しさを引き出してくれる匙です。

めぐるの匙


現在、三つ組椀<水平・日月>第9季の共同受注期間中です!

「めぐる」の三つ組椀<水平(すいへい)>と<日月(にちげつ)>は、適量生産による季節の循環に則したものづくりのため、年1回の受注期間を設けての共同予約生産となっております。ご注文は毎年<12月15日〜3月15日>の三ヶ月間のみお受けしております。現在、第9季(2023年生産分)のご予約を承っております。詳細はこちらの「めぐる公式オンラインストア」をご覧ください。今年もこの器をお迎えいただける皆さまお一人お一人とのご縁を楽しみにしております。

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