めぐるのある暮らし 毎日使う・長く使う

毎日使う・長く使う

「漆の食器って扱いが難しそう」、「 和食はあんまり作らないから 、漆器を使うシーンが思い浮かばない」。そんな声を耳にすることがあります。

でも、そんなに身構えなくてもだいじょうぶ。めぐるはとっても使いやすい漆器なんです。「普段着の器」として使いたくなるヒントをご紹介します。

どんなものをよそっても大丈夫

どんなものをよそっても大丈夫

漆の塗膜はとても丈夫。 強い酸やアルカリにも負けない、自然の神秘のちからを持った塗料です。 お味噌汁でも、酢の物でも、油で炒めたものでも、醤油でこっくり色づいた煮物でも、お酒でも、変色したり変質したりすることはありません。ただし、温度の急激な変化は苦手です。温めた汁ものなどは、火を止めて一呼吸置いてからよそうことをおすすめします。

いろんな料理に使える&デザートにも使える

いろんな料理に使える&デザートにも

シンプルでスッとしたプロポーションのめぐるは「和食以外には使えない」ということはありません。たとえば大椀にポトフやロールキャベツを。たとえば小椀にアイスクリームやシャーベットを。寒い日の朝は中椀でカフェオレなんていうのもオススメです。漆器は断熱性に優れているので、あたたかいものや冷たいものの温度を保ってくれます。

使ったあとはスポンジで軽く洗うだけ

使ったあとはスポンジで軽く洗うだけ

漆の塗膜は汚れ落ちもいいので、日常のお手入れは、やわらかいスポンジで洗うだけでOK。台所用の中性洗剤を使っても大丈夫です。ご飯粒などがこびりついた場合も5~10分ぬるま湯に浸けておけば、きれいに落ちます。洗った後は布巾でしっかり拭いてください。いちばんのメンテナンスは「使うこと」。日々使いながら適度に水分を与えていくことで、瑞々しく艶のある塗膜を育てていくことができるんです。

漆器が苦手なこと

漆器が苦手なこと

漆はやさしい天然素材のため、硬く鋭利なものが強く当たると傷がつくこともあります。洗うときに陶磁器や鉄製のカトラリー等とカチャカチャとぶつからないように気をつけてあげてください。 高温・高圧のお湯で洗う食洗機も使えません。また、漆器の素地は天然の木なので、電子レンジも使えません。もうひとつ、漆は唯一、紫外線によって劣化します。直射日光が当たる場所に長く置いておくと色褪せてしまうことがあるのでご注意ください。

欠けても剥げても、お直しができるから長く使える

お直しができるから長く使える

毎日使ってほしい「めぐる」ですが、ずっと使っていれば、欠けたり割れたりしたりすることもあると思います。また、十年以上毎日使うと、塗膜も段々疲れてきます(拭き漆の器はもっと早いサイクルで塗膜が薄くなります)。そんなときには補修したり、塗り直しをしたりすることができるのも漆器ならではの良さです。

お手入れとお直しの詳しい説明はこちらからお読みください。

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