器(うつわ)も、人も、育っていく。あなたの日々と同じ速度で。息をする漆器は生きている。産まれたての子供みたいに。やわらかい肌とやさしい形。森にかえっていくみたいに。ゆるやかに時間がながれて。感触、おと、記憶がめぐって。あなたの日々と同じ速度で。生きている漆器が育ち。。これから何をいれますか?

めぐる時間をご一緒いただく皆さまへ

拝啓
いろいろなことに急かされがちな世の中ですが、最近の暮らしはいかがですか?
あなたが少しでもゆっくり、心を整えて美味しくごはんをいただく時間が持てていたらと願っています。

食べ物がいのちならば、それをいただく器も、なるべくいのちに近いものを。
心と体で感じる、日々のささやかな幸せのために、私たちはこの器をおくります。

人間の持つ“感覚”の大きな可能性を信じ、暗闇のソーシャル・エンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」と会津漆器がコラボレーションして誕生した「めぐる」。

木の軽さや温もり、漆のしっとり馴染む触感が、食べ物を優しく包み込んで、心地よく口まで運んでくれます。

「漆の時間」はとても豊かでゆっくりです。だからこそ長いサイクルの中で「続いていくもの」でもあります。

樹木の恵みから生まれ、人の手で丁寧に作られる漆器は、使い込む程に艶を増していき、長年使って少し疲れてきたら塗り直して一生をかけて育てていくことができます。

めぐる時間も楽しみながらお迎えいただき、小さな頃から歳を重ねるまで、「五感で受け取る幸せ」がつながっていきますように。

漆器「めぐる」プロデューサー
 志村 季世恵 貝沼 航

めぐるの最新情報


ダイアログ・イン・ザ・ダーク × 会津漆器

―感性の対話から生まれる
「めぐる」の器たち―

暗闇のソーシャル・エンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」で活躍するアテンドたちは、“触覚のプロフェッショナル”です。視覚に頼らずに日々暮らし、暗闇の案内人として感性を磨いているため、ものの形や触覚を感じ取る優れた能力を持っています。
一方、福島県の会津地方では、伝統の技と心を受け継ぐ漆器職人たちが、樹木の恵みを大切に扱いながら、使う人のことを思って仕事を続けています。その営みもまた、素材の声なき声を聞きながら、音や手触りなど“目には見えない感覚”をとても大切にしています。
「めぐる」の漆器は、その両者が丁寧な“感性の対話”を重ねて生まれ、国産の素材と正統的な技法で作られています。

「めぐる」の器、3つの分類とお迎えの方法

「めぐる」のラインナップは、器のタイプとお迎えの方法によって、大きく3種類に分かれます。

その1 その1

基本が美しく整う三つ組椀 <水平> <日月>

水平(すいへい)、日月(にちげつ)という2種類の三つ組椀

2015年に誕生したのが、「めぐる」の基本となる器であり、私たちにとって第一子とも呼べる、<水平(すいへい)><日月(にちげつ)>という2種類の三つ組椀です。
アテンドたちの“特別な感性”と職人のこだわりが存分に詰まった器で、心地よい肌触りや口当たり、そし­て抱き上げたくなる優しいかたちが特徴の三つ組椀です。禅の修行に用いられる「応量器(おうりょうき)」に範を取り、命の重さ・心の深さ・天地への感謝を学ぶという、その精神を引き続いだ器です。

“とつきとおか”で迎える三つ組椀 〜季節のリズムで適量・適速生産〜

三つ組椀<水平>と<日月>は、適量・適速生産による季節の循環に則したものづくりのため、年1回の受注期間を設けての予約生産です。受注は毎年【12月15日〜3月15日】の三ヶ月間です。器はおおよそ“とつきとおか”をかけてお手元に届きます。その間、季節ごとの写真付きのお手紙や動画などでご自身の器が育つ様子(制作過程)をお知らせしています。我が子を迎え入れるように、器のマタニティタイムをお楽しみください。

公式オンラインストアへ

現在、第10季の受注期間中です。詳細はオンラインストアをご覧ください。
ギフト用などでお急ぎの方はこちらをご覧ください。

その2 その2

最高の口当たりと持ち心地を追求した <めぐるの匙>

めぐるの匙(さじ)

2022年末、長年の夢が叶い「めぐるの匙(さじ)」が誕生しました。
沢山のこだわりの詰まった、私たちにとって第二子とも言える存在です。
匙は、漆器の持つ木のぬくもりや軽さ、そして漆の滑らかな肌触りが最も発揮される道具です。そのため、口に入れた時の最高の口当たり、そして持ちやすさや全体のバランスを、ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドの皆さんの力もお借りしながら、妥協なく追求しました。
どんなお料理にも対応できる万能の使いやすさと、お料理やその素材が本来持っている美味しさを引き出してくれる匙です。

現在、次の生産を準備中です

<めぐるの匙>はご好評いただき、予定数に達しましたので、初回生産分は完売となりました。オンラインストアから次の販売再開をお待ちくださいませ。

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その3 その3

季節のサイクルで生まれる「めぐる」の仲間たち

食卓を彩る「めぐる」の仲間、平皿・お盆(折敷)・カップなど

「めぐる」では、食卓を彩る仲間として、平皿・深皿・お盆(折敷)・お猪口・カップ・蓋物椀など、次々にラインナップが増えています。
三つ組椀<水平><日月>を作る季節のサイクルの中で確保・加工される、トチの木や漆などの大切な材料。それを無駄なくより有効に活かしたかたちで、このような器をお作りしています。
こんな漆器があったんだと少し驚くような、現代の暮らしに馴染む新しい表現手法にも挑戦しています。

常時、在庫販売もしております

在庫のあるタイミングですと、すぐにお迎えいただける器もありますので、下記の公式オンラインストアをご覧ください。

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グッドデザイン賞2022
ウッドデザイン賞2015・審査委員長賞
環境省グッドライフアワード・エシカル賞

現在、三つ組椀<水平・日月>の第10季共同受注期間中です!

「めぐる」の三つ組椀<水平(すいへい)>と<日月(にちげつ)>は、適量生産による季節の循環に則したものづくりのため、年1回の受注期間を設けての共同予約生産となっております。ご注文は毎年<12月15日〜3月15日>の三ヶ月間のみお受けしております。現在、第10季(2024年生産分)のご予約を承っております。詳細はこちらの「めぐる公式オンラインストア」をご覧ください。今年もこの器をお迎えいただける皆さまお一人お一人とのご縁を楽しみにしております。
※なお、ギフト用などでお急ぎでご入用の場合には、こちらのページをご参考に、お問い合わせいただけましたら幸いです。


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