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【猪苗代漆林計画】第2回「めぶき祭(ウルシ植栽イベント)」を開催しました🌱

2025年5月1日ウルシの植栽活動 


先日、私たち猪苗代漆林計画のウルシ植栽イベント「めぶき祭」を今年も無事開催することができました。2回目となる今回は、20名ほどの方にご参加いただき、とても楽しい一日となりましたので、写真と共にご紹介します。

<読み方:いなわしろ うるしりん けいかく>
福島県会津地方、猪苗代湖と磐梯山に囲まれた休耕地で、漆の木の植栽活動を行っています。漆器や農業に携わる仲間が集い、国産漆の供給不足と農地の獣害問題という2つの課題解決を重ね合わせながら、子どもたちが自然と触れ合い、多様な担い手が学び育っていく循環型の漆林づくりを目指しています。Instagram:@inawashiro_urushi


まずはウルシ苗の植樹作業のレポートから。
この日はあいにくの雨まじりのお天気でしたので、まずは早めに植樹作業を済ませてしまおう!ということで、みんなで一致団結。50本ほどの苗を植えました。

ウルシの植栽 第2回めぶき祭 猪苗代漆林計画


今年は地元の会津農林高校で生徒さんたちが育ててきた苗と茨城の奥久慈漆生産組合さんの苗を購入させていただきました。ウルシ苗の購入費用には、漆器「めぐる」や「めぶく」の売り上げの一部が活用されています。


今回の畑は細長い土地なので、会津産と奥久慈産の苗がそれぞれ一列ずつ、綺麗に整列しました。


幼稚園生のお子さんも、漆器職人さんのお母さんと一緒に植えてくれました^ ^


そして、今回からの試みとして、他の工芸素材も一緒に植えてみようということで、地元猪苗代の中丿沢こけしの工人さんたちも来てくれて、こけしの材料になる「ミズキ」の木も植樹しました。これから一緒に見守っていけるといいなと思います。


そんなこんなで、皆さんのご協力と一体感のおかげで、とてもスピーディーかつスムーズに植栽作業は終わりました。

そして、畑での植樹作業のあとは、場所を集落の集会所に移してワークショップと交流の時間となりました。

今回は雨まじりの天気だったので、その分、屋内での時間がたっぷり取れて、たくさんの「対話」が生まれました。これもある種の「恵みの雨」だったかもしれません。


今年は、関東や新潟など県外からお越しいただいた方もいた一方で、地元猪苗代からの参加の方も多く、それぞれがものづくりや地域活動に携わっている皆さんで、最初の自己紹介タイムから面白い話がたくさん飛び出しました。


特に、上でもご紹介した中丿沢こけしの皆さんとは、「うるし×こけしでなにか一緒にやりたいね」というお声がありました。

そこから続いては、漆畑に願いを込めるプレートづくり。漆が採れるようになる15年後に思いを馳せていただきながら、おひとりおひとり願い事を書いていただきました。


そしてその後は、いよいよ漆器での食事会。地元のアットホームおおほりさんと小西食堂さんにお願いして美味しいお弁当と豚汁をご用意いただき、そこに猪苗代漆林計画メンバー土屋の作ったお米でのごはんも加わり、「めぐる」の漆器とお箸で楽しんでいただきました。


食事の後は、植栽地に掲げる看板にみんなで筆を入れて、最後は参加してくれたお子さんに真ん中に手形を付けてもらって、笑顔で終了となりました。


そんなこんなで、盛りだくさんながら、あっという間に終わった今年の「めぶき祭」。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!この植樹イベントは、毎年少しずつ進化していこうと思いますので、今年ご参加いただけなかった方も、また来年お越しいただけたら幸いです。

それでは、今年もウルシ苗の無事の成長を祈りつつ…🌱🙏

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