めぐるのある暮らし 暮らしのシーンから
「めぐる」は娘の成長とともに
5歳になった娘にと、我が家に、めぐる・日月・花塗り(赤)の一番小さなサイズの器を迎えたのは4年前。小さな手にもすっと馴染む、やわらかいフォルム。これで娘にとって食べる時間が豊かになるといいな、という想いを込めました。
保育園から帰宅する19:30すぎから食べる夕食になかなか箸が進まず、「せめて」とか「せっかく」とか、母の勝手な想いを押しつけてもどかしく思う日々。「めぐる」を手にしても、母の思惑通りにすんなりとは進みませんでした。
それから5年。
今、4年生になった娘は、もう1番小さなサイズでは全く足りない食べ盛りに。むしろ、止まらない食欲は制御不能です(笑)
食の細さに一喜一憂した毎日ですが、どんなときもその手の中で、娘を見守ってくれていたんだと思います。
杞憂に終わった母の想いをよそに、子供は勝手に育つものだなあと振り返る今。今ではもう娘の「めぐる」は、デザートを入れたり、私の晩酌の肴を盛ったりと、使い方も変化しています。
でも、こんな風に、このひとつの小さな器は、これからもいろいろな食卓の思い出が刻まれていくのだと思います。
さ、もうひと回り大きいサイズをお迎えする事にしますか。
東京都 小林 里奈さん(高校生が伝えるふくしま食べる通信・事務局長)
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