めぐるの最新情報(ニュース)
10月も後半に入り、すっかり涼しく、日も短くなりました。秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか?
会津では、ウルシの実が今年も沢山生っています。
ウルシの実は、昔は和ろうそくの原料でした。実の中の僅かな粉を集めて、蒸して絞ることでできる漆蝋は、電気のない時代の灯りの貴重さを教えてくれます。
さて、寒くなってくると漆器の出番が増える季節ですね!
「めぐる」のラインナップにも秋色の器が仲間入りしました!
まずはこちら、5寸深皿に「木地溜(きじだめ)塗り」が加わりました!
直径15cm、高さ5cmと多様なメニューに対応できるサイズにしました。適度な深さがあるので、肉じゃがやブリ大根などの煮物、肉野菜炒めや中華料理など汁っけのあるおかずも取り分けやすくなっています。
冬には鍋の取り鉢としてもちょうど良い大きさです。
木製の器ですので、中に熱々のものを入れても、手でしっかり持っていただけるので、安心して美しくいただくことが出来ます。
木地溜塗りは、「透き漆(すきうるし)」と呼ばれる混ぜもののない精製した漆だけで塗り重ねた塗り方です。顔料なども加えていませんので、漆の自然の色をそのまま活かしています。トチの木の温もりが伝わる、やさしく落ち着いた雰囲気をお楽しみください。
詳細はこちらからご覧ください。
https://meguru.stores.jp/items/6334fb634b08390cc0d41e5e
続きまして、こちら。めぐるカップに新色「wine(玉虫塗り)」が加わりました!
玉虫塗りは、木地に漆で下地を施した後、銀粉を全体に蒔いて鏡面を作り、その上に染料を加えた透明な漆を塗ることで、玉虫の羽のような艶やかな"ワインレッド"と光沢を出す技法です。
内側は、錫粉(すずふん)を蒔いていますので、飲み物の色が綺麗に見えます。赤ワインでも白ワインでも、その輝きが増して見えます。
詳細はこちらから、ご覧ください。
https://meguru.stores.jp/items/6334fdb5c15c5a7b7c766602
最後にこちら、蓋物椀に「四分一(しぶいち)塗り」も加わりました!
めぐるの「日月」の中椀をもとに蓋付き椀にしました。雑煮椀や煮物椀として幅広くお使いいただきやすいサイズです。
四分一(しぶいち)とは、もともと銅と銀を混ぜ合わせた合金のことで、銀の割合が四分の一であることからその名が付きました。
四分一塗りは、その風合いを漆塗りで表現した珍しい技法です。
2パターンからお選びいただけます。
①内側も外側も全面四分一塗り(全体が四分一塗りのシックな表情になります)
②外側が四分一塗りで内側は錫地(すずじ:錫粉だけで撒いていますので、銀色になり、蓋を開けた時の中が一層華やかになります)
詳細はこちらからご覧ください。
https://meguru.stores.jp/items/630de321ef8085755cb51183
今回は以上3点の新作をご紹介しました!
秋の新作第二弾もありますので、どうぞお楽しみに!