めぐるの最新情報(ニュース)
この度、めぐる・日月(にちげつ)の器に、新作の「木地溜(きじだめ)塗り」「四分一(しぶいち)塗り」が加わりました!
前回の第7期を持って日月の拭き漆(赤・黒)が生産終了となりましたが、それに代わって現在ご予約受付中の第8期より仲間入りした、自信作です!
【日月・木地溜塗り】
静かな湖面のような漆本来の色艶と
触れると離れがたい優しいかたち
木地溜(きじだめ)塗りは、これまで水平の器で人気でしたが、日月の器でもご要望が多かったものです。
満を持して、2022年生産分から日月の器の木地溜バージョンも製作することになりました!漆塗りは、水平の器と同じ、吉田漆工房の吉田徹さんです。
木地溜塗りは、「透き漆(すきうるし)」と呼ばれる混ぜもののない精製した漆だけで塗り重ねた塗り方です。顔料なども加えていませんので、漆の自然の色をそのまま活かしています。
この塗り方の特徴である「透け感」を最大限引き出すため、全ての工程で国産の漆を使っています。長年使っていくと、漆の中の茶色が抜けてきて、より透明感を増してきますので、使う中での経年変化も楽しめる器です。
さらに、口縁(天縁)の一周だけは黒の漆で塗り、より心地良い口当たりを実現しています。トチの木の温もりが伝わる、やさしく落ち着いた雰囲気をお楽しみください。
お迎えは、「めぐる公式オンラインストア」からお願いいたします。
【四分一(しぶいち)塗り】
金属? いえ、木と漆なんです。
一見、金属のようにも見える渋くて“いなせ”な表情。「四分一(しぶいち)塗り」といいます。
四分一(しぶいち)とは、もともと銅と銀を混ぜ合わせた合金のことで、銀の割合が四分の一であることからその名が付きました。
四分一塗りは、その風合いを漆塗りで表現した珍しい技法です。
他のめぐるの器同様、トチの木の素地に漆を塗り重ねて作り、最後に錫粉(すずふん)と炭粉(すみこ)を漆で定着させて表情を出しています。
塗師一富・冨樫孝男さんのセンスと技が込められたイッピンです。
サラサラした独特の手触りで傷も目立ちにくく、ひとつひとつ微妙に違った表情になるのも魅力のひとつです。
木製と漆塗りで出来た器ですので、金属のような見た目に反して持ってみるととても軽く感じられ、嬉しい驚きがあります。洋食のお皿等とも合わせやすく、お洒落なテーブルコーディネートにもクールなアクセントを加える漆器です。
お迎えは、「めぐる公式オンラインストア」からお願いいたします。