めぐるの最新情報(ニュース)
夏になると第8期の皆さまの「めぐる」たちは、木地師さんたちから塗師さんたちの手へ渡り、暦が“処暑”を迎える頃には、漆塗りの下地工程が進んでいました。
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日月・水平の器の木地溜塗りを担当しているのは、会津で三代続く吉田漆工房の吉田徹さんです。最適な材料と工程を吟味し、漆の力をまっすぐに引き出す技に定評があります。
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木地溜塗りの器は、透けの良い日本産を中心にブレンドした漆で塗り重ねていきます。まず木地に生漆を吸い込ませる「木固め」という作業をした後で、木目を完全に潰さない程度に薄く下地(砥の粉と漆を練り合わせた ペースト)を塗り、綺麗に研ぎ上げた後で、混ぜもののない漆を何度も塗り重ねていきます。
木地溜塗りの製作の様子は、こちらから動画でご覧ください!