めぐるの最新情報(ニュース)
この度、福島県郡山駅構内の「D&DEPARTMENT FUKUSHIMA」さんにて、1月〜3月の3ヶ月間に渡り【漆器「めぐる」のもののまわり〜自然のリズムに沿ったものづくりでみんなが繋がり、漆のある里山を育てる器〜】展が開催されることとなりました。
「めぐる」に関わる素材の循環、作り手や工程の紹介、器を通じて繋がり育て合う関係性などを物と言葉の展示でじっくりご覧いただける内容となっています。
会期がちょうど「めぐる」第10季の受注期間と重なりますので、三つ組椀<水平><日月>や<めぐるの匙(さじ)>を実際にお手に取っていただきながら、店頭でのお申し込みをしてただけます。(全ラインナップが一同に勢揃いします。)
また、平皿・深皿・お猪口・カップなどの現物販売商品も並びます。
さらに今回は、これまで使われずにいた漆器をリペアやアップサイクルし、再度価値を生み出すことで、一点物としての限定販売も行います。
郡山駅2F新幹線改札すぐ隣という立地ですので、是非、足をお運びいただけましたら幸いです。
漆器「めぐる」のもののまわり
自然のリズムに沿ったものづくりで
みんなが繋がり、漆のある里山を育てる器
日 程 2024/1/2(火)~3/31(日)
時 間 10:00-20:00
場 所 D&DEPARTMENT FUKUSHIMA
郡山駅2F新幹線改札すぐ隣の「こおりやま観光案内所」並び Map
詳細 https://www.d-department.com/item/DD_EVENT_49616.html
福島県会津地方は積雪が多く、水と土壌に恵まれています。この土地柄を活かし、およそ400年前、会津の藩主であった蒲生氏郷公が木地師や塗師を呼び寄せ、漆の木の栽培から加飾までの漆器産業を生み出しました。漆は縄文時代から日本人の暮らしや文化に重宝され、漆器づくりだけでなく、お寺の修繕、接着剤や錆止めとしても使用されてきました。現在、国内で使用されている漆のうち、国産漆の比率はわずか数%で職人も減少しています。そんな中、「めぐる」では「適量・適速生産」を掲げ、職人が安心してものづくりをできる仕組みづくりや、漆の木の植栽活動に取り組んでいます。
今回の展示では「めぐる」の活動や、そこに関わる多くの職人たちをご紹介しながら、年に一度の受注会をおこないます。また、漆器は塗り直しや補強などのリペアをすることで、ながく使い続けられることも魅力の一つ。今回は、店舗や家庭で使われずにいた漆器をリペアし、再度価値を生み出すことで、一点物としての限定販売も行います。器を育てることで、日常生活が豊かになり、私たち自身も育てられる「めぐる」の商品。その活動を学ぶとともに、「めぐる」ならではの製作過程を一緒に楽しむことや、使い込むことでの経年変化の魅力を知っていただければと思います。そして、触り心地を直接感じていただきながら、漆器のある暮らしを選択するきっかけになれば幸いです。