めぐるの最新情報(ニュース)
前回よりお知らせしております2024年夏の新作シリーズ。
第二弾は、折敷(おしき)です。
これまで「めぐる」では、三つ組椀用の正方形のお盆がありましたが、この度、更に本格的な2種類の折敷が誕生しました。
まずは、こちら。「めぐる長角折敷・四分一塗り(月面柄)」です。
「めぐる」のシリーズでも人気の四分一(しぶいち)塗り技法(塗師一富・冨樫孝男さんによる素晴らしい独自技法です)により、月面のようにも見える模様が特徴です。
横幅37cm・奥行き30cmありますので、「めぐる」の三つ組椀に加えてもうひとつ分お皿などを載せる余裕があります。
細めの縁が洗練された印象を与えるため、現代の食卓にもマッチします。
木製と漆塗りで出来た折敷(おしき)ですので、金属のような見た目に反して持ってみると軽く感じられ、嬉しい驚きがあります。洋食のお皿等とも合わせやすく、お洒落なテーブルコーディネートにアクセントを加えてくれます。
裏面は麻布を着せて、布目を出した黒塗りに仕上げていますので、傷も目立ちにくくなっています。
2つめはこちら、「めぐるリバーシブルプレート(布目柄)」です。
こちらは以前、県内(いわき市)の素敵な料亭さんのご注文でお作りしていたものをベースにしています。余裕のあるサイズでリバーシブルに使えるプレートです。
横幅41cm・奥行き30cmありますので、「めぐる」の三つ組椀に加えてもうひとつ分お皿などを載せる余裕があります。(上の「めぐる長角折敷」より横幅がさらに4cm長くなっています。)
和風の折敷というより、洋風のランチョンマットと言った方が近いかもしれないこちらのプレートですが、その日の気分や器やお食事に合わせて、リバーシブルでお使いいただけます。
表はあえて柄を抑えたシックなトーンの四分一(しぶいち)塗り、裏は黒に仕上げています。漆で麻布を貼って、漆を塗り重ねて仕上げています。布目の微かな凹凸が見えるため、傷も目立ちにくく仕上がっています。
詳細・お迎えは、下記の公式オンラインストアからお願いいたします。
《四分一塗りについて》
一見、金属のようにも見える渋くクールな表情。「四分一(しぶいち)塗り」といいます。四分一(しぶいち)とは、もともと銅と銀を混ぜ合わせた合金のことで、銀の割合が四分の一であることからその名が付きました。四分一塗りは、その風合いを漆塗りで表現した珍しい技法です。他のめぐるの器同様、トチの木の素地に漆を塗り重ねて作り、最後に錫粉(すずふん)と炭粉(すみこ)を漆で定着させて表情を出しています。サラサラした独特の手触りで傷も目立ちにくく、ひとつひとつ微妙に違った表情になるのも魅力のひとつです。