めぐるの最新情報(ニュース)
会津で今、始まっている新しいウルシの木の植栽活動。
それが「猪苗代漆林計画(いなわしろ・うるしりんけいかく)」です。
絶滅危惧のウルシの木という素材を守るということだけでなく、
そこから広がるのは、未来の里山づくり、自然との共生のデザイン。
農業と工芸とそれを支える人々が手を結び、これからの"生きる"と"食べる"を考えていきます。
縄文時代より続く「漆」を使ったものづくりは、木の国の民である私たちの基層文化です。
しかし今、漆の国内自給率は数%に落ち込んでいます。
現在は主に中国などからの輸入に頼っていますが、それも将来的な見通しは必ずしも明るくありません。
そこで今、福島県会津地方、猪苗代湖と磐梯山に囲まれた美しい里山で、私たちは新しくウルシの木の植栽活動をスタートさせました。地域で漆器や農業に携わる仲間が集い、国産漆の供給不足と耕作放棄地の荒廃という2つの課題を重ね合わせ、人々が自然と触れ合い、多様な担い手が学び育っていく漆林づくりを目指しています。
同時に私たちは、自然の領域と人の暮らしの交点である里山をどんなかたちで未来に繋ぎ、これまで人間が使ってきた農地を《森や山に還していく》のか、そのプロセスとしてのウルシ林づくり、そんな視点も大切にしています。
このイベントでは、私たちの活動の紹介はもちろん、D&DEPARTMENTさんと中川政七商店さんという日本の工芸を応援する代表的企業からのゲストを交えたクロストーク、この11月に発表した新商品「漆の種の埋め込まれた信玄弁当 -めぶく-」のご紹介もします!みんなで楽しく漆を守り育てるための作戦カイギもできたらと思っています。
そしてなんと、漆器でいただく軽食(発酵豚汁とおにぎりを予定しています)付きです!
ぜひ、この記念すべき第1回目のサポーターミーティングにお越しいただけましたら幸いです。そして、漆文化を次世代に繋ぐことを応援する仲間に加わっていただけたら嬉しいです。
当日は和気あいあいと楽しい雰囲気の会にできればと思いますので、どうぞお気軽にお越しください^^
<開催概要>
タイトル:「漆の種のめぶく頃 -Satoyama Landscape story/1-」
(猪苗代漆林計画・第1回サポーターミーティング)
日 時:2024年12月21日(土) 14:00-16:30
会 場:3×3Lab Future コミュニケーションゾーン
(千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・ENEOSビル1階)
内 容:
①会津での新たな漆の植栽活動と私たちの目指すものの紹介
②植栽活動とリンクした漆器の新ブランド「めぶく」の紹介
③D&DEPARTMENT&中川政七商店さんからのゲストを交えたトーク
④漆器での発酵豚汁&おにぎりを食べながらの「うるし未来カイギ」
ゲスト:D&DEPARTMENT 取締役副社長 黒江美穂氏
中川政七商店 社長室 コーポレートブランディング担当 野村隆文氏
ホスト:猪苗代漆林計画メンバー
・漆器職人(漆掻き・塗師) 平井 岳
・農家(伝統野菜・お米) 土屋 勇輝
・漆の伝え手(漆とロック) 貝沼 航
・自然と人の繋ぎ手(自然学校) 和田 祐樹
定 員:40名
参加費:通常チケット 3,500円(漆器でいただく軽食付き)
応援チケット 5,000円(うち1,500円が来年のウルシ苗代に活かされます、漆器でいただく軽食付き)※応援チケットの選択は任意です。通常チケットでのご参加ももちろん大歓迎です!
詳細・申込: https://urushi-meeting01.peatix.com/
主 催:猪苗代漆林計画
共 催:(公財)福島県観光物産交流協会、(株)日本旅行東北
<猪苗代漆林計画(いなわしろ・うるしりんけいかく)とは>
福島県会津地方、猪苗代湖と磐梯山に囲まれた休耕地で、漆器づくりの原料となる漆の木の植栽・育成活動に取り組む団体です。国産漆の供給不足と耕作放棄地の荒廃という2つの課題を重ね合わせ、地域で漆器や農業に携わる仲間が中心となって推進しています。未来に向けて、人々が自然と触れ合い、多様な担い手が学び育っていく漆林づくりを目指しています。2023年より試験植栽をスタートさせ、現在は本格的に活動を展開・発展させています。衰退する日本の里山と伝統工芸に活気を取り戻し、未来に繋がる新しいモデルを確立しようとする自然産業の再生プロジェクトです。
Instagram:https://instagram.com/inawashiro_urushi/