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『めぐる』のリリースに寄せて

2015年7月3日ニュース 

めぐる』は、漆器本来の心地よい肌触りや口当たり、そして抱き上げたくなる優しいかたちを追求した、日々の暮らしの中で永く使えるお椀です。ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンド(目を使わない方々)の特別な感性と会津漆器職人の高い技術が出会い、誕生しました。

昨日、東京・外苑前のダイアログ・イン・ザ・ダーク会場にてプレス発表会を行い、数年かけて準備してきた漆の器『めぐる』をリリースしました。

この器の良さとその開発ストーリー、そしてこの商品に込められた仕組みについてはお伝えしたいことが沢山ありますので、これから一つ一つ書いていきたいと思いますが、まずは、最初に読んでいただきたい詩があります。

『めぐる 』
器も、人も、育っていく。
あなたの日々と同じ速度で
息をする漆器は生きている
産まれたての子供みたいに
やわらかい肌とやさしい形
森にかえっていくみたいに
ゆるやかに時間がながれて
感触、音、記憶がめぐって
あなたの日々と同じ速度で
生きている漆器が育ちーー
これから何を入れますか?

これは、『めぐる』という器を通じて私たちが伝えたいことを、詩人・三角みづ紀さんが詩にして下さったものです。

私は今、漆の器というものに惚れて、その魅力や奥深さを伝えたいと活動しています。
そんな中で、時折聞かれる質問があります。

「漆器に興味が湧いたのですが、まず何から買ったらいいですか?」

最初の一つ。というのは、とても大事だと思います。
最初に使うものが何かによって印象が決まってしまうこともあります。
だから、私たちなりの「最初の一つ」として自信を持ってお勧めできる器を作りたいと思いました。

そして、その「最初の一つ」が、「ずっと人生に寄り添うもの」そして「その先の奥深い世界を開くもの」になっていったら、さらに素敵なことだと思います。
だから、そういうことが自然に叶う仕組みを作りたいと思いました。

そして何より、漆の器が本来持っている一番いい力を真っ直ぐに引き出したいと思いました。

三角さんの詩は、私たちが思う「漆の器がある暮らし」の魅力そのものです。

いい漆を使い、きちんと手間と時間をかけて作った漆器は、人の肌と同じ心地良さを持っています。
そして、毎日使うとどんどん色艶が増していく、育っていく器です。
さらには、将来塗り直しができて、次の世代に引き継ぐことができる暮らしの道具です。

昨日のプレス発表会で、この器の監修をしていただいている熱海・長光寺の柿沼忍昭和尚さんがこんな言葉を仰っていました。
「人が器をデザインするのではなくて、器によって人がデザインされるのです。食(命)をいただく、とはそういうことです。」

『めぐる』のことは、全て専用ウェブサイトで情報を見ていただけます。
まずは一度、ゆっくりこちらのサイトをご覧いただけたら幸いです。そして、この器のことを気に入っていただけたら、シェアもしていただけたら幸いです。

最後に、めぐるを一緒に生んでくださった仲間たちに心から感謝したいと思います。

2015年7月3日
『めぐる』総責任者(企画・販売)
株式会社明天 代表取締役 貝沼 航

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