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日月の木地の木取りと荒型づくり | 第6期とつきとおか日記②

2020年4月22日とつきとおか日記 

いよいよ、今年のめぐるの製作が本格的にスタートしました。

第6期にお申し込みいただきました皆さまには、お葉書でもお知らせさせていただきましたが、その詳しい内容をこちらで紹介いたします。

4月上旬、「日月」の木地を挽いていただいている木地師・石原晋さんの工房(石原木工所)にて、木地の「木取り」と「荒挽き」の作業が行われました。


前回のブログで紹介させていただいたように、めぐる・日月の素地となる木材は、南会津の三島町産。森のしごと舎さんから仕入れたトチの木です。じっくり1年かけて天然乾燥させてきました。

今回の「木取り」と「荒型づくり」は、器のかたちになっていくための最後の準備作業です。

まずは、木取りの様子を、写真で簡単にご覧ください。

こちらが、木地師の石原晋さんです。
どう切ったら無駄なく取れるかを一つ一つ見極めていきます。
石原さんの長男、裕太さんも家業を継いでいます。
板材を工房へ運び入れます。
木取りの作業は奥さん悦子さんのお仕事。
大・中・小の器のサイズに綺麗に切り分けられていきます。


節(ふし)や割れを避けて切り分け、問題ない部分だけがめぐるの材料になっていきます。

そして、数日後。さらに木地を寝かせるため、おおまかなかたちに削る「荒型づくり」の作業を行いました。


<今回の動画>
「木取り」の後の「荒型づくり」の工程も含めて、今回の一連の作業を4分間の動画にまとめました。こちらから是非ご覧いただければ幸いです。



<今回のまとめ>

今回ご紹介した作業をまとめると下の写真のようになります。
板材→木取り→荒型と、だんだん器のかたちに近づいたのが分かると思います。


さて、どうしてこのような工程が大切なのでしょうか?
それは、木は乾燥させていくと必ず「歪む」からです(木が動くと言います)。また削って薄くなることでも同様に歪みが生じます。
ですので、徐々にかたちを小さくしていきながらゆっくり水分を抜き、その都度「あらかじめ木を動かしてあげる」ことで、器になった時に狂いの少ない木地になっていくんです。
つまり、この時間の長さというのは、使う時間の長さを考えた手間ひまということなんです。

日月の木地は、この荒型の状態で、さらに1ヶ月以上寝かされます。
いよいよ器の素地になる「仕上げ挽き」の作業は、その頃にまたお知らせしたいと思います。


※ この十月十日のお知らせは第6期メンバーの皆さま向けの内容ではありますが、SNS等でのシェア歓迎です。皆さまのご友人の方に「うるし時間のお裾分け」をしていただくのは私たちも嬉しく思います。
※ 工程についてのご質問やお知らせ内容についてのご要望がありましたら、<meguru@urushirocks.com> までお気軽にお寄せください。

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