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めぐるの木地材料から生まれるお猪口「めぐるのしずく」が誕生しました!

2020年5月20日ニュース 

【めぐるの木地材料から生まれるお猪口】

めぐるの新しい仲間として、漆のお猪口が加わりました。

名前を「めぐるのしずく」といいます。

漆お猪口めぐるのしずく
「めぐるのしずく」

めぐるの三つ組椀を作る際の木地材料の雫たちが、新しい命を吹き込まれ、お猪口となりました。

めぐる・日月の器は、地元会津の木こりさんからトチの木を丸太ごといただいて、そこから木を器の大きさに分割しながら作られています。原木の状態から、節(ふし)や割れを外して「木取り」をしていくのですが、その際に必ず、めぐるの大きさにはならない部分(小さなものしか取れない部分)が出てきます。

木取りの様子
このように節があって大きく使えないものは、三つ組椀の材料からは外します。


めぐるに使われているのは質のいいトチ材ですので、こういった材料も、節や割れを外して若干小さくすれば十分使うことができます。

大切な自然の素材をすべて活かし切りながら、お使いいただく方にバトンタッチして長い循環へ繋げていきたいという思いから、木地師さんと相談して作ったのが、このお猪口「めぐるのしずく」です。


現在の漆器づくりにおいては、こうしてきちんと素性が分かる木材を丸太買いすること自体が少なくなってきていますが、「めぐる」は「十月十日(とつきとおか)」のシステムを通じて、皆さんに共同購入していただく仕組みにより、確かな材料をまとめて確保することが出来、無駄なく活かしていくことが出来ます。


【めぐるらしい、2つの優しいかたち】

水平・日月、それぞれのかたちになぞらえ、今回、2種類のお猪口を作りました。
どちらもめぐるらしく、口当たりや持ち心地にこだわりました。

羽反(はそり)型に口が広がっている「壱(いち)」は、角で持つタイプの品のある佇まい。口当たり良く、中のお酒がスッと入ってくるかたちをしています。

めぐるのしずく・壱
めぐるのしずく・壱


布袋(ほてい)型に丸みを帯びている「弐(に)」は、コロンとした優しい佇まい。手の中で転がしたくなるような、愛らしいフィット感があります。

めぐるのしずく・弐
めぐるのしずく・弐


漆器のお猪口はお酒の味もまろやかになると言われています。美味しい日本酒と共に、漆特有のしっとりとしていて柔らかな肌触りを感じていただければと思います。

容量は、八分目まで入れて「壱」が35ml、「弐」が40mlですので、どちらもお猪口としてちょうどいいサイズです(弐の方がやや大ぶりです)。大きさは、壱が口径7.3cm×高さ4.3cm、弐が口径6.6cm×高さ4.3cmです。それぞれに赤/黒があります。


【栃と漆、素材の物語を伝える蒔絵】

「弐」のお猪口には、2種類の蒔絵をご用意しました。
図柄は、栃(とち)と漆(うるし)。漆器の原料となる2つの木をモチーフに、めぐるオリジナルの絵柄を開発しました。樹木の恵みから生まれる素材の物語を感じていただきたいと、会津ならでは蒔絵技法を用いて表現しています。

左が栃の蒔絵、右が漆の蒔絵
左が栃の蒔絵、右が漆の蒔絵

赤のお猪口には、金の蒔絵で「栃の木(トチノキ)の葉と実」を「消粉(けしふん)蒔絵」で表現しています。栃の葉は、巨人の手のような5枚の大きな葉っぱで成り立っています。栃の実は、昔はトチ餅の材料として身近なものでした。消粉蒔絵という技法は、会津ならではのとても細かい金粉を撒いて仕上げますので、優しい光り方をします。

黒のお猪口の方には、赤の蒔絵で「漆の木(ウルシノキ)の葉と実」を「朱磨き(しゅみがき)」で表現しています。漆の葉は、10-15枚くらいの葉が一つになった羽状複葉。漆の実はかつては和ろうそくの原料でした。朱磨きという蒔絵技法も会津ならではのもの。漆で絵を描いたところに朱の粉を撒いて、さらに磨き上げて仕上げます。淡くグラデーションを付けて、立体感を表現しました。


【ご注文とお届けについて】

・現在、在庫がございますので、ご注文から2週間前後でお届けします。(在庫がなくなりましたら予約受注に切り替わります。)
・商品は「めぐる」ロゴマーク入りの化粧箱(紙箱)に入れてお送りします。
・商品の詳細、ご注文はめぐるオンライン・ストアからお願い致します。

▶漆器「めぐる」オンライン・ストア
 
https://meguru.stores.jp/

めぐるのしずく・壱(内側)
めぐるのしずく・弐(内側)
めぐるのしずく・弐・蒔絵(内側)


なお、原木から「木取り」をしていく様子は、こちらをご覧いただくとより分かりやすいかと思いますので、ご興味のある方はご覧ください。

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